資格の問題点
臨床心理士は、いまだに国家資格としての認定を受けていません。医療機関では臨床心理の現場で就職するためには臨床心理士の資格がないといけないので、国家資格とほぼ同等な公的資格といわれていますが、国家資格ではないという点がひとつの課題を臨床心理学会に課せられているのです。
通常医師の人が何らかの医療ミスなどを犯した場合には、業務の停止や医師の資格の剥奪といった処分を下すことができるようなシステムになっています。これは医者という免許が国家資格になっているためです。
ところが臨床心理士は公的資格とはいえ、民間資格の一種ですから、こういった処分を下すことが出来ないという弱点があるのです。
ですから、カウンセリングなどでトラブルが生じた臨床心理士がいた場合でも業務の停止や資格の剥奪をすることができませんから、そのまま問題がある人であっても業務が継続されてしまうのです。
これはクライアントのなかでさらなる被害者を増やしてしまう結果になってしまいます。また臨床心理士業界全体にとっても大きなダメージになりかねません。
少数の問題のある臨床心理士のおかげで、全体のイメージダウンにつながっているからです。
業界でこのような悪徳の臨床心理士を止める手立てはないでしょうか?
実は日本臨床心理士会では、著しく不適切な臨床心理士資格取得者は懲戒処分を下すことしかできません。
ですから日本臨床心理士会では、臨床心理士の国家資格にしようという動きを長期的に行っているのです。
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